FXってなかなか勝てないんでしょ・・
実際にFXで稼いでいる人ってわずかな人しかいないじゃないですか!
って思う人もいるかと思います。
FXは上がるか下がるかを予想しても、1/2の確率で勝てます!
しかし実際にFXに取り組んでも1割の人しか勝てないと言われています。
これは僕もそうなんじゃないかなと思います。
原因はスキル・知識よりもメンタル面にある
多くの人が勘違いしているのが、上手くいっている人のトレードのやり方をそのまま真似れば勝てると思っていることです。
いくらやり方だけ真似ても、FXでは勝てません。
価値観・人生経験・考え方・メンタル状況・決断力・判断力など生きてきた全ての要素が関係してきます。
よって真似しても完全に真似することはできずに、微妙な違いでも大きな違いとなることがあります。
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、1979年に行動経済学者であるダニエル・カーネマン氏とエイモス・トベルスキー氏によって提唱された理論です。
不確実な状況下で意思決定を行う際に、事実と異なる認識の歪みが作用するという意思決定モデルを表した理論です。
さて、ここで問題です!
あなたはどちらを選択しますか?直感で答えてください。
Q1:あなたが国から特別給付金として10万円貰える権利を得ました。
あなたは1/2で当選のくじを引く権利があります!
当選したら倍の20万円貰えます。
しかし外れたら元々貰えるはずの10万円も貰えなくなります。
という条件でしたら、あなたはどちらを選びますか?
A:そのまま10万円もらう
B:くじを引いて20万円 or 0円のチャレンジをする。
Q1は踏まえずに新鮮な気持ちでQ2に臨んでください!
Q2:国からの特別徴収で国民一律20万円を払わなくてはいけなくなりました。
あなたは1/2で当選するくじを引く権利があります。
当選したら1円も払わなくて良くなります!
しかし外れたら40万円支払う必要があります。
という条件でしたら、あなたはどちらを選びますか?
A:そのまま20万円払う
B:くじを引いて40万円 or 0円のチャレンジをする。
あなたはどちらを選びましたか?
Q1はA、Q2はBを選んだ方が多かったのではないでしょうか?
人は利益はすぐにでも確定させたい、損失はどうしても避けたいという人間の本能があります!
これがプロスペクト理論です!
これを理解した上でのFXのトレードができないから、勝つときは小さく、負ける時は大きく負けてしまう!
これは人間の本能によるものです!だからFXに取り組んでも1割の人しか勝てないのです。
損小利大の考え方
プロスペクト理論を踏まえて、1回のトレードで損を少なくして利益が大きくなるトレードを行うことが非常に大事な考え方です!
トレードでエントリーする時には、負ける場合の損失額、勝った場合の利益額を計算してトレードしてください!
その時は、損失額:利益額の割合をせめて1:2以上で利益を取れるようなポイントでトレードを行うのが大事です!
後ほど、トレード手法の説明の時に損小利大について触れますので、今はこの考え方を頭に入れておくだけで大丈夫です!